相棒 「女王の宮殿」 [雑感]
はい、昨日は相棒を見てました。
私は、水谷豊のファンなので。
なんていうか安定感のある刑事モノです。
落ち着いてなんでもかんでも解ってる杉下刑事が組織にも上司にも支配されず、ただただ正義と法のみを追い求めて周りから偉い勢いで嫌われながら事件を解決すると言う筋です。
彼を評価する人もいろいろいるのですが、彼が事件に口を出すと上司が嫌がります。
よく殺人事件にクビを突っ込むので一課に嫌われていて、あんまり関りの無い二課の課長とは仲がよくて、鑑識さんと仲が良くて、上司は警視総監に至るまでみんなに嫌われていますが、警察庁の官房長にはパイプがありそうな感じです。
初めは結構仲が良さそうだったのですが、最近は仲は悪い感じです。
もう一人の亀山刑事(相棒の片割れ)はなんの為にいるのか解りませんが、とりあえず情熱担当です。・・・極度にいい人です。
今回のエピソードは「女王の宮殿」
下界から隔離されたような風雅な宮殿のパーティは、実は金の亡者達が闊歩する覆魔殿だったという話です。
そんな中、一人だけ本当に優雅に振舞う女王さまですが、まさしく白鳥で、水面下では足をバタバタさせていました。
そこに警察と検察のミスのしわ寄せを食らって東京に帰られてなくなった杉下、亀山両刑事が迷い込みます。
杉下は女王様のことを知ってましたが。
さて、彼らが到着するのを皮切りに色々な事が起こり始めます。
いなくなるハムスター、消える時計、ライター、ポータブルテレビ、カメラ。
女王様の孫にハムスターの捜索を頼まれた二人はハムスターを探し回りますが、一向に出てきません。
ハムスターの写真を撮ったと孫が証言したカメラマンもそんな写真は撮ってないといい、ハムスターのエサを孫にあげた筈の厨房係も、そんな事実はないと言います。
そして、ハムスターを探す傍らパーティの参加者全員に話を聞く内に杉下は気付くのでした。
グラスの数とパーティ参加者の数が、合わない・・・
杉下、グラスマーカーをきちんと数えています。
パーティ参加者よりも一つ余計に減ってるグラスマーカーから招かざる客を導き出します。
全員を一同に集めて一人一人の証言を結びつけて、一人が何役もこなしながらパーティを泳ぎまわってたことを証明し、彼のポケットを探してみると、
ライターもポータブルテレビも時計もカメラも見つかります。
・・・いいポケットです。
このスーツが私は欲しい。
これだけポケットに入れても不自然な膨みがないとは。
彼を警察に引き渡して終わりか?と思ったんですが、ハムスターが見つかってません。
孫にもう一度話を聞くのですが、孫はその時、グラスでなくプラスチックのカップを使ってました。
・・・杉下、違うじゃん。
さっきあんなに説得力たっぷりに話したのに肝心のグラスの数は合っていたなんて!
・・・窃盗犯は言ってる事がばらばらだったので一同に集めてさえしまえば、後は簡単に解ったのでしょうが、そうは言っても・・・集める根拠が間違ってました。
でも、間違っている筈の推理が合っていたので、今度は他の所におかしな歪みがある事に杉下は気付き、来客の車を調べます。
そうすると、一台だけ客の駐車スペースに停まっていない、車が・・・。
その車の番号を照合すると、パーティのリストに名前の無い強請屋のものでした。
厨房から七輪が消えていると言う報告を受けた杉下、亀山両名は女王様の所に向うのでした。
貴方を人殺しにはしたくない。
貴方には誇り高くいて欲しい。
今すぐ、止めてください。今なら、まだ間に合うはずです。
そう諭す杉下に女王は折れて2人を強請屋のいる部屋に案内します。
アルジャーノンに花束を |
部屋には、意識を失った強請屋と、・・・ハムスターのアルジャーノンがいました。
女王は杉下に言いました。
生まれて初めて人を殺そうと思った日に、それを止める夫に良く似た人が現れるなんて運命かしら・・・
彼女は遊び心のない着こなしをする杉下のスカーフを自分のモノと替えて、これくらい遊んでもいいのよ・・・と言うのでした。
・・・亀山、なんにもしてねーじゃんかよ。
多分、ハムスターのアルジャーノンは、アルジャーノンに花束をのアルジャーノン。
死ななくて良かったです。ほんとに。
みんながアルジャーノンをいなかったことにしたのは女王様が動物嫌いだったからでした。
女王様はアレルギーがあったので。
私も、好んで観ています。 現実には、有り得ないような設定ですが、毎回、杉下氏の洞察力を楽しんでいます。 熱く、人の良い亀山君との対象的なところ、が中々良いと思いますね!
by (2007-02-15 21:17)
コメントありがとうございます。
杉下氏は格好いいです。
洞察力と記憶力で事件を解決し、
捜査の間もスタイリッシュに振舞う彼は、見ていて楽しいです。
彼、紅茶を美味しそうに飲むんですよね。
時間が合えば見るのですが、飽きません。
でも、彼、肩は凝らないんでしょうかね。
と、時々思います。
亀山君は突込みどころ満載で楽しいです。
by TrickyDice (2007-02-16 03:01)