溶けやすいカレー

カレーを作ってみました。
「エバラ食品」の「横濱舶来亭カレーフレーク」って奴です。
普段カレーを作るときには固形のルゥを使っていて余り不便もないんですが、
フレークは楽ですね。
えー楽です。
ルゥを溶かすのって結構面倒なんですが、その手間は要りません。
ささっと放り込んでグルグル鍋をかき混ぜて、弱火でちょっと火を通せば、固形ルゥにありがちな塊はなくなります。
作るって面では非常に楽でした。

さて、食べる方なんですが、今回はチキンです。
玉葱を3つ、人参を3本、鶏肉300グラム。
裏の材料の目安を守っているのはお肉のみ、玉葱も人参も大目です。
・・・冷蔵庫に余っていたので。

まず、玉葱を炒めます。
段々フニャっとしてきて、水分も飛び始め、色が変ってくるまでとにかく炒めます。
それを鍋に入れて水を足し、火を通しつつ、

フライパンでは人参と鶏肉に火を通します。

・・・鶏肉は骨のついた足の部分。なんて言うのか、忘れましたが。
本当は骨ごと肉を半分にバキっと折りたかったのですが、
中華包丁・・・あの鉈みたいな奴が手元に無かったので諦めました。
一応万能包丁を叩きつけても見ましたが、骨は硬かったです。

しょうがないのでそのまま炒め、表面の色が変った所で鍋に移し、玉葱と合流・・・

・・・しくじりました。
ちょっと鳥の骨と格闘している間に、火から目を放したので、玉葱は強火のまま煮られてしまいました。
・・・これだと、トロトロになりません。

フレークカレーの試食なのに、ここでしくじるとは・・・

とりあえず、激しく煮立った鍋に絶望しつつも人参と鶏肉を加えます。
弱火で・・・？
ん？灰汁が出てこない？あれれ？
・・・ん？
まさか、弱火にしたつもりだったけど、まだ強かったか？
・・・っていうか、家のコンロは石窯かっ
なんて言う保温力！・・・はい、ミスったかもです。

まぁ、ともかく、ちょっと絶望に上乗せしつつ、肉をつっつき、火が通ってる事を確認して、火を止め・・・
「横濱舶来亭カレーフレークのブラック辛口を！

加えると、固形ルゥを普段使ってる私としては吃驚するような溶け具合・・・
これはあれだ。
自分でルゥからホワイトシチューを作ると凄く美味しいんだと自慢してた女の子がいましたが、
きっと、自分でルゥから作るとこんな感じの溶け具合になるに違いない・・・

あんまりかき混ぜなくても良いのです。

蓋をして弱火で煮つつ、

出来ました。

途中色々絶望的なミスを犯した様な気分にもなりましたが、・・・美味しいです。
肉から灰汁が出なかったのはどうやらデフォルトの様です（なぜでしょうか？）。
火が強すぎると鶏肉は硬くなってしまうじゃないですか？
それもなく、ちゃんと柔らかいです。
美味しいんですよ。
玉葱はトロトロとは程遠かったですが、ちゃんとカレー汁には玉葱の甘味が出てたのでオッケーです。

ただ、一袋・・・材料の目安としては6人前を・・・をフルに使ってしまったのはちょっと後悔です。
私、一人暮らしなので。

いえ、いいんですよ。毎日カレーなのは毎日納豆を食べる位ノープロブレムなんですが、
鶏肉のカレーを作ってしまったことです。
鶏肉って、一度火を通してしまうと、30～40分まではやわらかくなるんですが、その後、緩い火で暖めても硬くなっちゃうんですよね。
明日はまだまだ大丈夫だと思うんですが、・・・日曜日辺りから肉が硬くなっていく予感が・・・（予感というか決定）
・・・いっそ、肉が溶ける位煮込んでみるか・・・

でも、それをすると汁からカレーの風味が全部なくなるし（やったことある）。

さて、「エバラ食品」の「横濱舶来亭カレーフレーク」なんですが、普段よりも神経質にレシピを追おうとした挙句にミスってしまいましたが、美味しかったです。
ただ、これは素材の一つです。

次回は自分なりのレシピの一部として・・・これを使ってみようかと。
主にモット辛くする為に。

リー換算20倍が適正の私からするとどこが辛口なのかわからない位マイルドだったのですよ。
「横濱舶来亭カレーフレーク」の辛口は。
・・・カレー好きでリーの10倍以上を食べる人のほとんどがそうであるように
私も自分好みの物を食べるの為には工夫が必要なのです。

・・・しまった。
写真玉葱以降・・・写真を撮ってない！
仕方が無いので、お皿に盛りつけてから1枚。

だって、火を使いながら他の事が出来ないんです。私・・・

よく考えてみれば、出来上がったカレーの入った鍋を取れば、
それなりに見られるかも・・・と翌日になってから思いついて、一枚・・・
写真ではなぜか赤く光ってますが、実物はもっと黒目です。
・・・フラッシュがダメなのか？